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Laiškas iš Lithuania #24-03

2015.10.19|

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朝起きたら、空は明るい水色でした。今日は暖かな一日で、コートを羽織らずに一日出歩けたくらい。昨晩からちょっと(どころではない)問題が起きていて、今日はその調整をしていました。毎回毎回何か起こる……一日かけて状況は良くなってきたものの、まだまだ気を抜けません。全部終わってから「あの時大変だったねー!」ってなりますように。かみさま!

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ところで、到着した翌日にナショナルミュージアムに行ってきました。目的は古いVerpste。昔は求婚のときに贈られたことも多かったというロマンティックな暮らしの道具です。目指すVerpsteの展示場所まで一息で目指して、目に飛び込んできた壁一面の展示!展示されているのはもう古いものばかり。

こっくりとした飴色に変わった様子が美しくて、つま先立ちして細かな模様をじっくり、ずーっと眺めました。私が持っているリトアニアの工芸品を紹介する古本には、昔作られたリトアニアじゅうのベルプステが紹介されていて、それはそれは豪華な内容なのですが、改めて実物を見てみると、かつて実用の道具として使われていた様子が感じられてため息をつくばかりでした。

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美術館には実際に使われていた様子も写真で紹介されていて、糸車の一部として麻のかたまりが留められているのがわかります。かつて、麻農家ではベルプステを壁に飾ることで麻の成長を促すというおまじないがあったそう。装飾品としても美しいベルプステ、この冬たっぷりご紹介する予定ですので、どうぞお楽しみに…。

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ベルプステと同じように美しい装飾が施された暮らしの道具に、アイロンや洗濯板、タオルハンガーなどもあります。
今日ご紹介する写真に写っているのが、そのうちの1つ、アイロン。……アイロン!!アイロンは英語の「鉄=iron」から来ているので、リトアニアで当時これが使われていた頃は別の名前だったと思います。植物のモチーフは当時も今も変わらず愛されているモチーフで、手前のアイロンにも美しい花が一面彫られていますね。大きさは、手前のものの高さ(幅?)が40cmくらい。これを、よく絞った生地を平らなところにおいて、濡れているうちに上からばんばんと叩いてしわを除いたようです。むかーしロキシュキスに向かう途中で、川で洗濯をしているおばあさんを見かけたことがありますが、もしかしたらあのおばあさんの家になら、今は使われていなくても古い「アイロン:がどこか残っているかもしれません。あの日は6月の肌寒い日だったけれど、秋冬、川の水が冷たくなる頃はどうして過ごすんだろう?ふと思い出しました。

ベルプステの本は、伊勢丹での企画展でもご覧頂けるように展示するつもりです。普段は大宮店に置いておくようにするので、ご覧になりたい方はぜひご一報のうえご来店くださいませ。(資料として自宅に持ち帰っているときもあると思うので)

明日はトラカイに行ってきます。
それでは今夜はおやすみなさい!ラバーナクト!