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Laiškas iš Lithuania #24-02

2015.10.18|

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ラーバスバーカラス!雨のリトアニアからこんばんは。今日は朝から靄がかった1日で、日暮れとともに降り出し、夜になって本降りに。今は雨音を聴きながらこの手紙を書いています。

今日はゴーダの運転で、ルタさんに会いに行ってきました。初めて会ったのは今覚えているうちでも2番目くらいに寒い寒い、雪が積もったお祭りの日。ロキシュキスのエルヴィラさんのお隣に、うさぎや一角獣、林檎を持った天使などがいっぱいに描かれた美しい壷を売っている女性がいて、その方がルタさんでした。この頃、私はリトアニア語どころか英語も覚束ないくらい。コミュニケーションといえばいつも日本語と身振り手振り、絵を描いてみたり、近くにいる英語を話せそうな人を捕まえて通訳をお願いしたり……。そんな風に仕入れをしていたので、ルタさんからは「この人が作っている」ことしかわからなくて、それから隣のおばあちゃんのお友だちらしい、というのがたった2つ、得られたことでした。そうして細い糸を辿るようにしてようやく会えたルタさん。初めて会った日のお祭り以来もう参加されていないので、数年振りに作品を目にできたときは懐かしさと切望していたその気持ちとがないまぜになって、不思議な感覚でした。

 

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今回ルタさんの家では、注文していた品々を受け取る他にもう一つ大事な使命がありました。11/11から今年も伊勢丹新宿店で企画展が待っていて、そこで「リトアニアの作家さんたちの自家製ハーブティー」についてご紹介する予定です。各家庭の自家製ハーブティーを瓶に詰めて展示するほか、レシピをお持ち帰り頂けるように用意するのですが、その展示のためのハーブティーを用意してもらって、預かって帰るのが大きな使命です。

ルタさんと、お母さんのエルヴィラさんのハーブティーは、花々が調合されたロマンティックなハーブティーでした。お願いしたら、戸棚から幾つものガラス瓶に詰められたハーブがたっぷり出てきて、それを目分量でどんどんあけていきます。カモミールやミント、たぶんセージ?に、見たことのない可愛い花々も全部テーブルに並べて、ルタさんが両手でふんわり混ぜます。最後に花びらの形がそのまま残ったオレンジ色をした花を加えて、出来上がり。後で知ったことですが、このオレンジの花はカレンデュラでした。味見するのが楽しみな、ロマンティックなハーブティーです。
ガラスのポットにお湯を注いだら、どんな色が広がるんだろう?

 

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お友だちの自家製林檎ジュース(これまでに飲んだどんな林檎ジュースよりも濃厚で、酸味も含めて美味しかった!)に川魚とキノコのスープ、カードチーズにケーキ……色々持たせてもらって、帰途につきました。いつ伺っても誕生日みたいなテーブルでもてなしてくださる料理上手のエルヴィラさん。旅先のテーブルは、疲れを癒してくれる特別な時間。「食べなさい、もっと食べなさい」というリトアニア語、「ヴァルギティ、ヴァルギティ ドギョウ」は、いつでもテーブルいっぱいにお皿を並べて待ってくれている、ルタさんとエルヴィラさんのおうちで覚えた言葉です。